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【運命を】鈴仙奮闘記14【切り開く】


[682]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/02/15(土) 23:04:48 ID:jyKC3KcQ
――ピィイイイイイイイイイイイイイイッ!!

実況「さあ! そしてすぐに永遠亭ルナティックスのキックオフです!
ボールはまずパスカル選手がフォローして……!?」

パスカル「それっ、レイセン!」

バシュッ!

鈴仙「う、うんっ! えっと――てゐ!」

バシュッ!

実況「おっと、ルナティックス! ここは無難に時間稼ぎだ〜!
ですがそれも致し方ありません! ルナティックスは現在2点差!
ここは無理に攻める必要はありませんし、むしろ紅魔スカーレットムーンズのカウンターを恐れる必要がある!
流石は月の天才・八意永琳! 能力だけじゃなく、判断力も一流だ〜〜〜!!」

鈴仙「(ほ、ホントは私が先に意見したのに……これが「ますごみ」っていうヤツなのね!?)」

パチュリー「(やはり、とは思ったけれど――これまた厄介な手を。
このまま、私達を侮って攻勢に出てくれれば有難かったのに)」

永遠亭ルナティックスは、基礎的なパス能力の高い永琳と中央の鈴仙。
そして職人的なパスセンスを持ったてゐの三名を中心にボール運びを続けた。
この時間稼ぎには少なからず効果があり、スカーレットムーンズにとってはノドから手が出る程に惜しい、
「時間」というリソースを確実に奪い去る事に成功する。
だがしかし、パチュリーやレミリアといった、スカーレットムーンズの前線は常にパスに対して警戒をしており、
隙あらば点差を詰め寄る起点を作らんと、虎視眈々と状況を眺める。 果たしてその結果は――?


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