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【運命を】鈴仙奮闘記14【切り開く】


[697]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/02/16(日) 00:26:23 ID:???
無茶をしないし怪我もあまりしないてゐが、珍しく負傷をし。
「ぐわあ〜」だとか、「しぬ〜」とか呻きながらフィールドに倒れ伏す様子を見て、
一応彼女の親友を自称する鈴仙は、審判の笛を聞くと真っ先にてゐの元へと駆け寄ったが…。

鈴仙「ちょ、ちょっ……!? てゐったら、大丈夫!?」

てゐ「し、死ぬ〜! 1週間以内に所定の口座に100万入れてくれないと死ぬ〜!?」

鈴仙「そ――そんな!? どうしよう、私お金無いし、今から命蓮寺近辺の大手金融会社に行ってくる!?」

永琳「――大丈夫。 これ、ただの「死ぬ死ぬ詐欺」だから。
…自分でベギベギッ、とか言ってたけど、実際は単なる捻挫でしょうに」

てゐ「…ちっ」

鈴仙「――ちっ、じゃないわよこのバカてゐ! 試合中にそんな演技の悪い事言わないでっ!」

パスカル「(――ナカヤマがこの場に居れば、『いや、そんなあからさまなウソに引っかかる鈴仙さんも鈴仙さんだぞ…』
とか、真っ当な突っ込みをしてくれたんだろうが…)」

慧音「…冗談はともかく。 試合はどうする? 練習試合なんだ、ここは無理をせず交代すれば――」

実際の負傷は大した事が無いと判明したが、それでもこのまま試合に立ち続けていては、
プレーに対して支障が出る事は明らか。それどころか、負傷が悪化してしまう恐れすらある。
普通ならばここは交代を立てる所であるし、何より不要な無茶を好まないてゐであれば尚更…と、
鈴仙は思っていたが――。

てゐ「いやぁ。 …出来れば、もうちょいは試合に立ちたいなって。 ガラでも無いのは、私でも分かってるんだけどさ」


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0ch BBS 2007-01-24