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【運命を】鈴仙奮闘記14【切り開く】
[946]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2014/02/21(金) 23:14:11 ID:???
―――――ピィイイイイイイイイイイッ!!
実況「さあ、これが正真正銘、ラストのキックオフとなりました。 ロスタイムも残り1分程度。
永遠亭ルナティックスは、当然に攻め入らずに堅牢なパスワークを続けます」
実況の様子は、もう乾き切っていた。
残り僅かなロスタイムも、6名の中盤を抱えるルナティックスのパスワークで終わる。
誰もがそう信じて疑う筈が無いし、実際にパチュリーもフランドールも咲夜も美鈴も小悪魔も。
当然、他のメイド妖精達も。 スカーレットムーンズのメンバーは、そのパス回しを絶望的に見つめているように見えた。
レミリア「(――10秒だ。 最後の残り10秒でボールを奪い、そしてそのまま…シュートを決める。
気が狂ったかのように酷い運命に頼るしかないが……フフ。 狂気の沙汰程面白いとは、こういう事を言うのね)」
しかし、レミリアだけは違った。何時か前に美鈴から気まぐれでとりあげた漫画のセリフを想い浮かべながら、
彼女だけ、スカーレットムーンズのメンバーの中でただ一人……笑っていた。
実況「さあ! 試合終了まであと15秒! ルナティックス、これは来月の大会にも期待が持てそうです!
スカーレットムーンズも、陸選手のこれからの成長次第では、逆襲のチャンスは充分にある!
この両者に博麗連合を加えた、3強の戦いにこれからも注目が――」
実況が早々に総括に入る中。
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0ch BBS 2007-01-24