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【マラカナンで】キャプテン森崎46【釈迦寝ポーズ】
[135]2 ◆vD5srW.8hU
:2014/05/19(月) 22:31:29 ID:bACi0klc
そして応援にかけつけたのは早苗だけではない。あれ以来気まずさと恐れのあまり連絡を絶っていた彼の家族も
事情を聞いたら激怒していそうな南葛中の関係者達も彼に熱烈な応援を浴びせてきた。
まるで彼が早苗を傷つけ、彼が早苗から逃げだした事など元から無かったかの様に。
早苗「翼くん…夢を叶えて!貴方はサッカーがしたいんでしょう?サッカーが好きなんでしょう?」
翼「!!!」
だがあれは紛れもなくあった出来事で、早苗は間違いなく傷ついていて、それでもここに来てくれたのだ。
それは彼女の足元にあるあの日置き忘れたサッカーボールと、二人しか分からない言葉が証明していた。
翼「(このマラカナン・スタジアムに早苗ちゃんが…)」
翼の脳裏に様々な思いがよぎる。
あんな事をしでかした自分をそれでも応援してくれるのか?
周りに漏らさず自分を守ってくれたのか?
それは果たして何を意味しているのだろう。未だに彼を大事な存在と見なしているのか、
一ファンとして選手を応援しているだけなのか、それとも彼女の人生に区切りをつける為の最後の応援なのか。
無数の感情と思考が駆け巡り…一つの結論にまとまった。
どんな意味でも構わない。応援されているのだから、最高のプレイをし、そして勝つのが今やるべき事。
翼「(………よし!!)」
スッ。
翼は右手を頭の横にかざし敬礼の様なポーズを取った。
それは4年前ブラジルへの旅立ちを早苗に見送られた時取ったポーズだったが、それを知るのも二人だけである。
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