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【マラカナンで】キャプテン森崎46【釈迦寝ポーズ】
[142]2 ◆vD5srW.8hU
:2014/05/22(木) 00:32:04 ID:gugwJp/c
若林「父さん、母さん、兄さん達、ねえや、来てくれて有難う(全く、わざわざご苦労な事だ)」
若林父「息子の晴れ舞台だからな。来ない訳がないだろう(来なかったらゴシップ記者が寄って来るからな)」
若林母「日本代表だなんて凄いわ。お友達もしょっちゅう聞いてくるのよ(補欠なんですってね、ってさりげなくね)」
若林長兄「家の事は気にしないで、思う存分サッカーに集中しろよ(分けてやる会社なんてないからな)」
若林次兄「若いんだからやりたい事をやれ、って奴さ(玉転がしに現を抜かした奴なんて足手纏い以下だ)」
若林家女中「(ぼっちゃま…二十歳前の男の子が、そんな綺麗な作り笑いを浮かべてはいけませんよ…)」
若林は家族と上辺だけの暖かい笑顔と醜い内面に満ちた会話を交わしていた。
地元の名家の三男坊として生まれた彼はあまり家に居ない両親や兄達から財産を
分け与えられる確率が低く、芸術等の他分野で結果を出す事を求められるだけの存在だった。
日本代表の控えGKと言う立場は家族を満足させる物ではなく、
そんな家族に若林自身も冷たい感情しか抱いていない。裕福な家庭にありがちな状況と言えよう。
早田「(誰も来てねえなあ…ま、当然か。親父もお袋サッカーで飯が食えるか!って煩かったもんな。
スカウトの名刺とか見せても信じようとしなかったし、それならそれでいいや)」
早田もまた家族と仲が悪く、誰も来ていなかった。彼の両親は彼の息子がプロサッカー選手を目指すのを
良しとせず、息子が歳を取るにつれもっと安定した職を目指せと繰り返し、その度に早田は頑強に反発していた。
ワールドカップの知名度すら低い日本において、彼の両親の言い分は決して間違った物ではなかった。
あくまで夢を追い続ける早田にとってそれは最早鬱陶しい邪魔に過ぎず、家族が来ていなくても特に悲しんでいなかった。
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0ch BBS 2007-01-24