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【アツくなる】鈴仙奮闘記15【ウサギたち】
[104]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2014/02/27(木) 23:39:12 ID:???
鈴仙がひとしきり愚痴を言い放ち、(後半はてゐに死ぬ死ぬ詐欺をされた事とか、
昨晩、コーヒーに
紅生姜
を入れられた事とか、全く関係の無い話になっていた)
そのどこまでも優柔不断な彼女の本質を飲みこんだ所で、中山は――にこやかに笑った。
中山「……鈴仙さん、ありがとう。 最高の答えだったよ」
鈴仙「ふえっ? ―――って…そ、そういえば!? 私、元の話から全然飛んじゃってた!?
ご、ごめんね、中山さん!?」
中山「良いんだよ。 もとより、君が何と答えようとも連れて行く気は無かった。
――言い方は悪いが…俺は、鈴仙さんを試していたんだ。
……君が、一体どんな思いを抱いた人間――失礼、玉兎で。 そして、何を真に欲するのかを」
鈴仙「私が、欲しいもの…?」
中山「ああ、そうさ。 ――なあ、鈴仙さん。 君は良く、「永琳さんと肩を並べられる名選手になりたい」と。
いつも俺や皆にそう語っていたが、それは――本当に、君の願いなのか?」
鈴仙「――そ、それは……」
今から小一時間前ならば、そう断言出来た。 しかし、今の鈴仙にはそれは出来ない。
鈴仙は自ら語ったように。
鈴仙のこれまでの目標は…ただ単に「認められない・評価されない事が怖い」という、保身の願いが幹としてあった。
その触れたくない事実を、鈴仙は中山の覚悟を鏡として、知ってしまった。
自分の願いは、中山のそれとはあまりにも違い過ぎた。
そして、鈴仙がそれに気付いただけでも、中山にとっては非常に満足だったらしく。
中山「…いや、今は答えなくていいさ。 ――このまま戦いを続け、勝っていければ。
自然とその答えは見つかるだろうから。 今は、借り物の希望を捨て去って、身軽になれただけでも充分と思う」
鈴仙「借り物の、希望…」
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0ch BBS 2007-01-24