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【アツくなる】鈴仙奮闘記15【ウサギたち】


[306]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/07(金) 23:20:11 ID:Ie2dS3fs
★簡単探索フェイズ→ ダイヤ3 ★
ダイヤ→レミリア「……私も行く。 面白い物が見れそうだしね」鈴仙「は、はいっ!」レミリアも同行するようだ!

??「……あら、やっぱり来た。 そんなにもパチェが大好きなのね、あんたは」

鈴仙「は、はいっ!?」

鈴仙が歩く背後に、可愛らしく凛とした少女の声が響き渡る。
驚いてあまりに広い廊下を振り向くと、果たしてそこにはレミリア・スカーレットが笑いを押し殺しながら、
鈴仙の方向へとゆったりと歩み寄っていた。 

レミリア「――奇遇ね、鈴仙。 丁度私も、アイツの研究成果とやらを見に行こうと思ってたのよ」

レミリアは親しげに鈴仙へと声を掛ける。
その声色はまるで、旧来の友人を相手にしているようで……
鈴仙はその優しげな声に、とても嬉しい気持ちになってしまい。

鈴仙「お世辞でも皮肉でも何でも無く。 …凄いカリスマですね、レミリアさん。
貴女の声は、私の瞳なんかよりもよっぽど強烈に、人に干渉出来る効果があると思います」

レミリア「あら……褒めても何も出なくてよ?」

レミリア・スカーレットという少女が持つ、呪術めいた類のカリスマに改めて戦慄する。
波長を読み取る能力がある鈴仙だからこそ、彼女の持つ力の恐ろしさを、定量的かつ正確に測り取る事が出来た。

レミリア「それより。 貴女もパチェの研究成果を見に来たのでしょう?
それなら、一緒に同行しましょ。 ――断る理由は、存在しないと思うけど」

鈴仙「は…はい」

レミリアの言う通りだった。 鈴仙は、この紅い館で、紅い少女の命令に逆らう事は出来ない。
かくして、鈴仙とレミリアという奇妙な二人組は、紅魔館の長い長い地下への階段を下り――。


0ch BBS 2007-01-24