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【アツくなる】鈴仙奮闘記15【ウサギたち】
[307]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2014/03/07(金) 23:21:11 ID:Ie2dS3fs
パチュリー「あら。 レミィに……鈴仙。 これはまた、奇妙な組み合わせね」
レミリア「――アンタの今の行動と比べると、随分と常識的に見えるけどね」
普段彼女が本を読んでいる棚を片付けてまで用意した、直径3メートル程の大釜。
その高さは鈴仙とレミリアの二人の身長を足した程の高さがあり、
パチュリーはその釜の更に上。 大仕掛けな梯子を上った先で、やはり相変わらず本に目を通していた。
鈴仙「(な、なんかこうして見てると――パチュリーさんって、魔法使いなんだなぁ……)」
その姿は、まさにおとぎ話や伝承に現れる魔女そのもの。
大きな鍋釜で人間や爬虫類の骨や尾を煮詰め、禁断の薬草をエッセンスに加えて行くような。
そんな、伝統的な魔法使いの姿そのものと形容して間違いが無かった。
パチュリー「…二人とも、紅茶でも飲んで落ち着きなさいな。
もうすぐで、この子が成果を挙げてくれるから――77年ぶりに」
パチュリーは小悪魔に伝令を飛ばし、急ぎ鈴仙達に紅茶と洋菓子を持って来させたが――。
レミリア「あのね、パチェ。 ――こんなに骨の焦げたにおいのする場所で、
誰が好き好んで紅茶を興じたがるというの?」
パチュリー「…私は、魔法で臭いを防げるから。 別に平気よ」
レミリア「…いや、そんな事は誰も聞いてないから」
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0ch BBS 2007-01-24