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【アツくなる】鈴仙奮闘記15【ウサギたち】


[30]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/02/24(月) 22:01:07 ID:???
こんばんは。今日こそ更新していきます!
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実況「試合終了〜〜〜〜!! 永遠亭ルナティックス、紅魔スカーレットムーンズの猛攻を
なんとか! 本当になんとか耐え抜きました〜〜!! 試合は乱打戦に次ぐ乱打戦の果てに、6−5!
両チームともに、まるで大会の決勝戦であるかのように満身創痍!
この試合ではルナティックスが勝ちましたが、スカーレットムーンズが勝っていてもおかしくなかった!
そんな感想を禁じざるを得ない! そして、本大会の開催が非常に楽しみとなる試合でした!」

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」「おしかったなー」
「しかし、今回のルナティックスは強いなぁ」「大会の決勝…どうなるのかな!?」「博麗連合が負けるとか?」
「いや、それはないだろ」「うどんちゃんじゃあ、萃香さんは流石にムリだろうなぁ…」「でも、えーりんなら…?」

試合終了と、実況と観客の盛り上がりが絶頂に達するのは殆ど同時だった。
決して立派な設備では無い人里サッカーコートの、限られた収容人数が織りなす様々な声。
そのひとつひとつに、確かな感情が込められていた。

神子「……やはり、予想通り。 ――いや、予想以上だったわね。 幻想郷でのサッカー熱は」

岬「そうですね(――こんな閉鎖的な土地で、一般的な人間は娯楽も満足に無いどころか死の恐怖さえ付き纏う。
そんな中行われる、この玉蹴りは…さぞ、熱狂的になるだろうなぁ。 それこそ――本当に人を支配できる位には)」

布都「なんの、太子様! この程度ならば我の放つ炎の方が余程燃えておりますぞ!
なんなら、今ここでそれを証明してみせましょう! さすれば――」

屠自古「――さすれば、太子様の従者が如何にアホか、って事も証明されちゃうわね」

布都「むっ、なんだその口の利き方は!? お主、さては狸が化けておるな!」

人々の感情を手に取ることを欲する政治家達は、その感触に満足し。


0ch BBS 2007-01-24