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【アツくなる】鈴仙奮闘記15【ウサギたち】


[524]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/12(水) 23:37:13 ID:iNu7ArBs
★第二層 再思の道→ ハートA ★
1→腹が減って錯乱したルーミアが鈴仙に襲いかかる!

鈴仙「……とは言え、随分と平和ね。 彼岸花の毒も、魔法の森の瘴気と比べるとどうってことないし」

偶々とはいえ、彼岸花が咲く季節にこの場所へと訪れた鈴仙は、
ただただその一面に敷き詰められた血肉の如く広がる赤の色に当てられつつも。
それもまた一興と、ピクニック気分で幻想郷の名所を散歩していた。

鈴仙「でも、良い御天気で良かったわねぇ。 雨の日だったら歩くのがしんどいわ、こりゃ」

九月も下旬を迎えつつあると、流石に残暑の暑さも成りをひそめており、
とはいえ肌寒くも無い涼しさが丁度良く、鈴仙の薄桃色のブラウスを冷やしてくれる。

鈴仙「やっぱり秋って良いわねぇ……月もキレイだし」

どこかの神様が聞けば大喜びしそうな台詞を呟きながら、鈴仙はノンビリと空を見て歩く。
そのため、鈴仙はすぐに察知する事が出来た。
鈴仙の前方四五度の空中に、黒い穴が空いている事に。
そして更に、その黒い穴が――自分の方向へと向かっている事に。
鈴仙には、その黒い穴の心当たりがあった。

ルーミア「わはー……たべられる……うさぎるいが……いちわ……」

――宵闇の妖怪、名前はルーミア。
真昼であってもその姿は周囲を覆う闇で見えはしないが…
その華奢な少女は外見離れした握力で猛禽の首を捻り、人獣の骨をかみ砕く。
人間にとって、身近な恐るべき妖怪の一である。


0ch BBS 2007-01-24