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【アツくなる】鈴仙奮闘記15【ウサギたち】


[61]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/02/25(火) 22:57:39 ID:???
鈴仙「(おんなじね。 昔と……)」

そして鈴仙はやはり――その輪の中には入れなかった。

鈴仙「(私だって……頑張ってたのに。 師匠に褒められるように、皆に認められるように、頑張ってたのに)」

たとえ、昔では到底決める事の出来なかったような素晴らしいゴールを決めたとしても。
たとえ、昔よりもひたむきに一つの事に集中できるようになったとしても。
鈴仙の心は、どこかまだ空虚だった。そしてその空虚さは今のような時に。
つまり…自分以外の誰かが祝福され、認められている時に、より明確に顕れていた。

鈴仙「(おっかしいな…。 さっきゴールを決めた時は嬉しいと思ったのに。
嬉しいと思う事よりも、次は何をすれば認めて貰えるのか…って事ばかり考えてる、私)」

鈴仙は、この時明らかに疲労していた。 それは体力的、精神的な疲労よりももっと根本的な問題が原因だった。

中山「(……鈴仙さん)」

そんな鈴仙の様子を遠目で眺める中山は察していた。鈴仙の抱える根本的な問題を。

中山「(――上手く行っている時は良い。 しかし、こうして停滞、伸び悩みが続くと……
理想と現実とのギャップに気付き、そして苦しみ続ける。
周りから求められる理想に、常に追いついていけない自分自身を認められずに。
鈴仙さんには……自分自身が何をしたいか。 そんな観点が薄い)」


0ch BBS 2007-01-24