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【アツくなる】鈴仙奮闘記15【ウサギたち】


[66]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/02/25(火) 23:30:55 ID:???

鈴仙「(私……やっぱりもう頑張るの、やめよっかな…。
私が居なくても、今はパスカル君や中山さんも居るし、佳歩やウサギ達も伸びて来たから…)」

心が折れた…と表現するのは少し違う。
鈴仙は――心が折れる前に、逃げ出したい気持ちになっていた。
努力が報われないという、決定的瞬間を迎えたくなかった。
しかし。

鈴仙「(でも――それで良いの……私?)」

鈴仙は、未だ弱い面も多くあったが……しかし、昔の鈴仙とは確実に違っていた。
だからこそ、「それで良いのか」と自らを問いただす事が出来たし、何より――。

くしゃっ。

鈴仙「……あれ、鞄に何か――ある」

今の鈴仙の周りには、損得勘定抜きで彼女を気に掛けてくれる仲間がいた。
その仲間には…てゐ、佳歩、パスカル。 それに――

     今宵の子の刻(午前0時頃) 中庭にて待つ
                           中山 政男

鈴仙「(中山さん、これって………!)」

自分を大きく変えてくれ、辛い時や嬉しい時には何時も共に居てくれた、
てゐとはまた違った意味での一番の友人であり、永琳とはまた違った意味での師でもある、中山政男。
彼もまた、彼なりのやり方で鈴仙を導こうとしていた。

*勝利が困難な練習試合を勝利で終えました! 人気がボーナスで大きく上昇します。38→43


0ch BBS 2007-01-24