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キャプテン森崎外伝スレ12
[963]日はパリより(仮) ◆5qvYBJdbJQ
:2017/10/22(日) 21:21:34 ID:GTlyY+dY
★ブローニュの森お散歩中 スペード10 ★僕より少し上の日本人少年が1人ボールを蹴っている
(絵柄以下により空腹ペナ発生)
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岬「よ、ようやく着いた…」
ただでさえ広い敷地に読めないフランス語、こっちでもないそっちでもないと
歩き続けること1時間弱、ようやくシュッセ運動場へたどり着いた。
ようやく着いた。そう思った途端僕のお腹がグウと鳴く。考えてみればもう学校をたってから軽く1時間は立っている。
その前はまた1時間かけて学校の説明は受けていたのだから、とっくにお昼の時間となってしまっているのだ。
だが何が幸いするかわからない。
岬「あれは」
12時を過ぎ周りのフランス人が売店や料理店に向かっていって、運動場は数えられる程度にまで人の姿が消えている。
その中で明らかにフランス人ではない、髪の色こそ濃い茶髪だが、皮膚の色や顔つきから見て、
日本人と思われる少年を見つけた。背格好からして僕よりも年上だろう。
岬「(あれが学校のサッカー部員だろうか)はじめまして、先輩」
???「ん」
三日月のように浮き上がる一筋の前髪を風になびかせる相手は、転がしていたボールを足で止め、
怪訝な顔を浮かべた。が、すぐに不敵な笑顔を浮かべる。
???「なんで俺が……いや、パリへようこそ、新入生」
ええと驚いたような声をそっと上げ、未来の先輩に尋ねてみる。
岬「よく僕が日本人学校の生徒だって分かりましたね」
???「当たり前だ。こんなパリの端っこに日本人の子供が1人で観光に来るか」
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0ch BBS 2007-01-24