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【松山の魂】俺inキャプ森4【はためく鉢巻】


[108]森末(仮):2014/03/07(金) 01:41:58 ID:???
板野の活躍を見る為、そしてもしもの時の"リセット"の為にと、森末は今日の試合会場に足を運んでいた。
試合は森末の予想をしていた以上に白熱をし、その盛り上がりはこの世界の管理者としては至上の悦楽。
敵にも見せ場があり、主人公にも見せ場があり。
最後は少々ダレてしまった所はあったかもしれないが、それでも名勝負を残せたと森末は出来自体には満足をしていた。

森末「でも、負けた……君は負けてしまった。 ――それが、僕の予定外の事態だという事なんだ」
板野「………………」
森末「最初に僕が言った事、覚えてるよね? 君にこの世界でして欲しい事があるって」
板野「う、うん……。 ……その中の一つは、確かに『中学サッカー大会で優勝をする』事だったけど」
森末「それは定められていた筈、なんだ。 君ならこの言葉の意味、わかるよね?」
板野「……"リセット"の事?」

板野の言葉にうなずき、森末はごそごそと体を探るとどこから取り出したか一つのボタンを板野に見せつけた。
そう、これこそが――森末が持つ、リセットボタン。
管理者として、規定されていた物語に沿わない方向に話が転がりそうになった時、
時を戻してやり直す事が出来るというボタンである。

森末「そして僕は使った。 1度目のPKで負けた後、すぐに」
板野「……それは、覚えてる。 俺は1回目のPKで……若島津に止められてたんだ」
森末「うん。 そしてもう一度負けた……そして、更に僕はボタンを押した」
板野「……だけど、リセットはされなかった」
森末「そうだ。 ……本来なら、こんな事はありえない筈なんだ。
   何故なら、この世界は僕が管理をしていて、そして君がこのゲームのプレイヤーなんだから。
   なのに、どうしてこんな事になったのか……」
板野「ど、どうしてなの?」

使える筈のリセットが、使えない。
この事態に陥って森末はパニックになったが、時間が経ち、幾分か頭が冷静になるとその原因にある程度の見当がついた。
あくまでも今は仮説の段階である。 しかし、ある程度は納得が出来る仮説に――。
それを確信に至らせる為に、森末は板野に質問をした。


0ch BBS 2007-01-24