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【松山の魂】俺inキャプ森4【はためく鉢巻】


[160]森末(仮):2014/03/09(日) 00:20:06 ID:???
沢田と中里、両者の争いは正に互角であった。
沢田のパワーに任せた強引な突破は中里の鍛え上げた鋼の肉体を吹き飛ばすには及ばず、
しかし中里の瞬発力を生かしたボールカットも一分の隙もない沢田のキープを前に手が出せない。
しばらくはそのままボール争いが続き、周囲もフォロー以外には迂闊に近寄れない状況が続いてしまうのだが……。

沢田「(こうなったら……)ふっ!」
中里「隙あり!」

シュパッ

必ずどこかで集中力、緊張感というものが途切れる時はきてしまう。
この時、それが先にやってきた……ように見えたのは沢田の方であった。
それを察知した瞬間、中里は鋭くボールへ向けて足を伸ばし、ボールを奪ってしまおうとする。

沢田「………………」

サッサッ ダーッ!!

中里「なっ、なにィ!?」
石崎「げ、げぇーっ!? 中里ー!?」

だが、それこそが沢田の読み通りであった。
お互いに手を出せなかった、というのは沢田にとっても同じである。
どれだけ力強く当たっても吹き飛ばされてくれない中里、しかし安易に突破を狙ってはその隙を狙われる。
ならばこちらも相手の隙を突くしかない――そう考え、あえて沢田は自身に"隙"に見える動きを作った。
そこを狙いにやってきた中里には、当然ながらボールを奪う動作に入る時にこれまた"隙"が出来る。
後はその隙を突き、一瞬にして振り切るだけ……力だけではなく、技術だけでなく。頭脳を使ってサッカーをする。
これもまた、吉良監督による教えの賜物であった。

※沢田が「頭脳的なドリブル」を習得しました。


0ch BBS 2007-01-24