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【松山の魂】俺inキャプ森4【はためく鉢巻】


[202]森末(仮):2014/03/10(月) 00:29:36 ID:???
石崎「なんだなんだ、何が書いてんだ? ……ってうわ、なんだこりゃ!?」
山森「(達筆過ぎてまるで読めない……)」
中里「ふむふむ……な、なんと!?」
岩見「どうしたんだ、中里? なんて書いてあるんだ?」
中里「そ、それが……」

巻物の中身――中里の父親が書いていたものは、そのものズバリ中里の敗北を叱責する手厳しいものだった。
忍として、その術を使って一般人に負けるだけではなく、あろうことか60分走り回っただけで簡単にヘバるというのは言語道断。
その後も忍としての基礎がなっていないと散々にわたる内容であり、
聞いている者達はあれだけの働きをした中里に対して酷すぎる言葉だと顔を顰める。

だが、次の中里の言葉でその表情は一変するのであった。

中里「……それで、その……。 どうやら、一般人に忍が身体能力で負けているのが里の方で問題になりそうなんでゴザルが」
石崎「あわわ……もしかしてそれで中里が罰受けたりするんじゃ……」
中里「いや、逆にゴザル……。 ……サッカーがそれほどまでに激しいスポーツなのであれば、これもまた修行になるのではという事。
   それ……拙者の里、最近経済情勢がイマイチでござって……。
   どうやら里の者、"プロ"になれば大金が転がり込んでくる事を知ったらしくて……」
長野「も、もしかして……」
中里「この先、スポーツ忍者としてサッカーで活躍をせよ……と書かれておるでゴザル!」
山森「それじゃあ中里先輩、サッカーをやめなくて済むんですね!」
小田「やったな、中里!」
中里「あ、ありがとうゴザル! 皆!」

こうして中里はサッカーを続ける事となり、仲間たちは我が事のように喜んだ。
途中、東邦学園の者達は負けたのに何を喜んでいるのかと訝しげに見てきたが、
その中心にいた中里は涙を流しながらこれから先も大好きなサッカーを続けられる事を喜び……。

中里「(これで今日みたいに……オナゴにワーキャー言われる事もあろう! ありがとう父上!!)」

今日の試合、堅守と速攻を繰り返すたびに観客席から(数は少なかったが)飛び出していた黄色い歓声の事を思いだし、
またあのような幸福を味わえるのだと考え、静かに父親に感謝をするのだった。


0ch BBS 2007-01-24