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【松山の魂】俺inキャプ森4【はためく鉢巻】


[217]森末(仮):2014/03/10(月) 01:19:22 ID:???
          第二部・フランス国際Jrユース編 はじまり

こうして大会が終わりを告げた後、板野は松山と共に北海道へと戻ってきた。
戻ってきた当初は自宅の一室で寝ている日向の様子を覗いたり、
或いは溜まっている夏休みの宿題をやったり、そして激戦に次ぐ激戦で使った体を休める事に費やした日々。
そんな日々も終えると、気づけば合宿が始まる4日前になってしまっていた。

板野「ふあぁ……おはよう、森末」
森末「おはよう、板野。 寝癖がついてるよ、直したら?」
板野「んー……」

ぐっすりと眠ってリフレッシュ。
寝ぼけ眼のままリビングに行くと森末からミルクと砂糖たっぷりのコーヒーを淹れてもらい、
板野はそれを啜って頭を覚醒させながら森末と今後の事を話し合っていた。

板野「それで……日向の様子は? やっぱりまだ気づかないの?」
森末「うん……あのままだと臭すぎるから体を洗ってあげたりしたんだけどね。
   それでもまるで気づかないし、何も声を発しない。 ……ご飯をあげれば食べるし、トイレもちゃんとするんだけどね」
板野「不思議だなぁ……」

あれから数日過ぎたが、未だに日向は覚醒をしないらしく板野と森末としても困った所。
しかし、どうすれば気がつくのかわからない以上はただただ様子を見続けるしかない。

森末「それと、昨日言ったように……僕も板野についていくからね? 合宿」
板野「日向は放っておいていいの?」
森末「日向なんかより君の方が心配だよ。 何があるかわからないんだから、傍にいなきゃ。
   それに、僕がいないと君も寂しいだろう?」
板野「そんな子供じゃないよ!」


0ch BBS 2007-01-24