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【松山の魂】俺inキャプ森4【はためく鉢巻】


[333]森末(仮):2014/03/12(水) 01:07:11 ID:???
〜 南葛市 〜

そして合宿当日がやってきた。
ある者は期待を持ち、ある者は野心を胸に、ある者は純粋に、多種多様な思いを持つ選手たちが一同に会する事となっていた。
そんなこの日、大友中学のキャプテン――世代を代表するDFである中山政男は、中学の校門の前で一人佇んでいた。

中山「(Jrユース……か。 まさか大会に出ていないのに選ばれるなんてな。
    それに、新田まで選ばれるなんて……確かにアイツは才能がありそうだが、代表レベルで通用するのか?)」

事前に片桐達が話していたように、日本代表には全国大会に出場をしていない選手たちも招集をされている。
ここにいる中山、そしてその後輩である新田もその内の一人であり、
中山は新田と共に合宿所へ向かう為にと校門の前で待ち合わせをしていたのである。
先輩である中山を待たせるとは何事か、と体育会系の者がこの場面を見たら怒るやもしれないが、待ち合わせ時刻はまだまだ先。
几帳面かつ少しロマンチストの気がある中山は合宿所に行く前に大友中学の姿を目に焼き付けていこうと考えており、
物思いに耽る為にと早めの時間にやってきてしまっていたのだ。

中山「(ふぅ……しかし、世界と戦うか。 一体どんな気持ちになんだろうな。
    それに松山や若島津……あった事はないが、板野が同じチームメイトだなんて、本当に贅沢だ。
    南葛の皆と同じチームになるというのも久しぶりだし、楽しみなのは間違いないな……ん? あ、あれは!)」

これから始まる合宿に思いを馳せ、目を細めていた中山だったが……不意にそんな中山の目に飛び込んできたもの、
それを見た瞬間、中山は校門の前から飛び出し、道ばたに落ちてしまっていた『それ』を思わず拾い上げてしまっていた。

中山「これは……わ、わさビーフ! どうしてこんな所に!?」

そう、道端に落ちていたものはわさビーフ。
しかも、"梅"味である。
アスリートとして食事にも気を使っているが、
わさビーフだけは別物とする中山にとってわさビーフを道端に落とす事など許し難い事であり、思わずカッと頭に血が上るが……。

???「やっぱお前はこの"世界"でもわさビーフが好きなんだなぁ」
中山「えっ……お、お前は?」


0ch BBS 2007-01-24