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【松山の魂】俺inキャプ森4【はためく鉢巻】


[660]森末(仮):2014/03/15(土) 23:44:50 ID:???
>F.「いや、お前も話があるんだろ? 先に新田の話を聞くよ」 まずは新田に話させる
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ここで板野は先に新田の話を聞く事にした。
板野が促すと新田は少し言い難そうにしていたものの、やがて意を決したのか話し始める。

新田「その……なんで板野さんが俺なんかに構ってくれるのか、純粋に疑問なんですよ」
板野「ん?」
新田「あ、いや、迷惑とかそういう事を思ってるんじゃないんですけどね?」

新田の話題――それは単純に、何故に板野がこうまで新田を気にかけてくれているのかという事である。
この合宿がスタートをするまでは、全く面識がなかった板野の新田。
練習に誘うまではまるで話をした事すらなく、だからこそ新田からしてみれば板野が自分を構う事が不思議であった。

新田本人としては、板野の事は良く知っている。
基本的に自信家かつ野心家である新田は自分の力というものを信じていたが、
TV越しに見たふらのと東邦の試合、そして練習を通しての板野のプレイを見て彼の実力の高さは十分にわかっている。
はっきり言って、今の自分では到底敵わないであろうという事も。

だが、果たして板野からしてみて、自分が認知されていただろうかというと客観的に考えると首を捻らざるを得ない。
同じく大友中学の中山は、なんだかんだ言って世代最高のDFであるとして全国的な知名度はあり、
そして今年は全国大会に出られなかった中西も去年までは全国の常連であった。
それらに比較をした場合、新田を知る者がいるのかどうか……。

実際に南葛の面子はともかくとして、他の中学の者達は新田を見て「誰だコイツ」的な目を初日から見せていた為、
この考えも決して間違っているものだとは新田は思っていなかった。


0ch BBS 2007-01-24