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【松山の魂】俺inキャプ森4【はためく鉢巻】


[752]森末(仮):2014/03/16(日) 23:08:13 ID:???
シュナイダーに対して半ば恐怖にも似た感情に囚われる石崎であったが、
あえて板野はそこで石崎こそがシュナイダーに対抗出来る切り札かもしれないと発言。
これには当然石崎も驚き、自身を指さしながら目をパチクリとさせるのだが、
松山は板野の発言をよく吟味するように顎に手を当てつつ……ややあってから同意をするように首を縦に振る。

松山「確かに……石崎は、ブロックに関しては次藤よりも頼れる面はあるからな。
   あのボールを最後まで見て飛び込むブロックは、そうそう簡単に破れないだろう」
石崎「え? で、でへへ……ま、まあな! あれなら確実にシュートコースは防げるぜ!」
板野「(あ、顔面ブロックって最後までボールを目で追ってるから顔面で受ける事になってたんだ……)
   うん、だから俺はハンブルグ戦では石崎の活躍次第で失点率を下げる事が出来ると思うんだ」
石崎「マ、マジで!? 俺がレギュラーになれるのか!?」
松山「まあ、そこら辺は監督がどう考えるか次第だろうけどな。
   DFも競争率は激しいし……それに中盤で止めた方がいい方針なら、その……」
板野「(正直石崎を入れる余裕はない、かぁ……)」

言葉を吐くにつれ、どことなく歯切れが悪くなっていく松山。
その言い難そうな表情を見て、板野もまた松山が言いたい事を察知する。
確かにシュナイダーのファイヤーショットを予防するという点で言えば、石崎の顔面ブロックは有効な手立てだろう。
だが、そもそもそれだけのシュートを打たせる前に止めるという方針であるならば……。
ボールカットが得意とは言えない石崎が起用される可能性は、やはり低くなってしまう。

石崎「ちぇ〜っ……試合に出れるかと思ったんだけどな」
板野「まだ決まった訳じゃないし、これからの活躍次第では監督も石崎を使おうとすると思うよ」
松山「ああ、まだ合宿の日数も残ってるしな。 アピールするチャンスは残ってるよ」
石崎「おお! だよな、だよな!! よ〜し、明日の練習試合でも頑張るぜぇ!!」
板野・松山「「(単純だなぁ……)」」

とはいえ、落ち込み続けるよりはいいだろうかと判断し苦笑をしあう板野と松山。
こうして板野達はハンブルグに所属をする若き皇帝に警戒を深め、
石崎がやる気に溢れるのを見守りつつ夜を過ごすのだった。

一方その頃……。


0ch BBS 2007-01-24