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1- レス

【松山の魂】俺inキャプ森4【はためく鉢巻】


[90]森末(仮):2014/03/06(木) 00:40:40 ID:???
松山「ど、どうやら間に合ったみたいだな」
藤沢「ど……どうして?」
松山「お前が車で行った後、俺もすぐタクシーを拾って追いかけたんだよ。 出来るだけスピードを出して貰ってさ。
   でもそんなに急ぐ事無かったな、どこかに寄って着替えてきたのか」
藤沢「ええ、きものを置いてあったホテルによってそれから……。
   あっ! 松山くん、足から血が!」

何故、この場に松山がいるのか。
思わず問いただしてしまう藤沢であったが、松山はいともあっけらかんと答える。
確かに慌ててはいるものの、しかし言葉自体はそういった様子が欠片も見当たらず、
こういった所にも松山の何とも言えない朴念仁ぶりが見え隠れするのだが、
藤沢にとってはただ松山がこの場に駆け付けてくれただけでも涙が出そうになる話である。

その後、空気を読んだのか藤沢母はしばらくその場から席を外し、
藤沢は松山をベンチに座らせると持っていたハンカチで簡単な手当を始めた。

松山「い、いいよ。 ハンカチが汚れちまう」
藤沢「ダメよ、だってこんなに血が……」
松山「………………」
藤沢「………………」

しばらくそうして手当をし、される2人。
それは確かにいいムードであり、何故か他に客が見当たらない辺り絶好の告白の機会であったが、
お互いに奥手な藤沢と松山は中々本題を切りだせない。
沈黙があたりを支配し始めるのだが……。


0ch BBS 2007-01-24