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【板野くん】俺inキャプ森5【世界デビュー】


[180]森末(仮):2014/03/24(月) 00:35:03 ID:???
石崎「なんだよ、板野がキャプテンになるのが気に入らないのか? そりゃお前も立候補したんだから気持ちはわかるけどよぉ」
松山「いや、違うんだ。 そんな事は全然ない。
   ただ……なんていうか、少し不思議な感じがしてな」
石崎「不思議?」
松山「ふらのでは俺がキャプテンで、板野は……そういう役職はなかったけど、副キャプテンって感じだった。
   だから、どうしてもまだ慣れないんだ」

全国大会制覇をめざし、板野が2年間近くを過ごした北の大地――ふらの。
全国屈指と言える能力を持つ努力家、松山光を板野は2年間近く補佐し、
長くに渡って共にふらの中学を引っ張り全国の舞台を戦ってきた。

その激戦の中で2人の絆は堅固なものとなり、互いに強い信頼関係で結ばれていたが、
あくまでも表だってのキャプテン――代表は松山であり、板野はいち選手、いちエースストライカーであった。

しかし、これからは違う。
この全日本Jrユースというチームのキャプテンに選ばれたのは板野であり、
松山はいち選手として、そしていち中盤の要として立場上は彼の下につく事となるのである。

松山「板野が転校をしてきてから、ふらのの環境は大きく変わった。
   俺はそのことに感謝してたし、試合中もどんどん指示を飛ばしてくれる板野を頼もしく思ってた。
   だから、板野がキャプテンになる事に納得してるんだ。 だけど……」

理解はしている、納得はしている。
だが、それでも……心のどこかで、自分は板野よりも上だと思っている部分があったのかもしれない。
それは表面化しておらず、板野の事を軽く見ている訳でもなく、
ただ、人として―― 一般的な人間として、どうしても立場の関係上、そう思っても仕方のない事であった。

松山「ごめんな、こんな風に思って……」
板野「ううん、俺も……松山を押しのけてキャプテンになれるなんて思っても無かったし。
   正直、松山の気持ちもわかるよ。 それより、松山が納得をしてくれてるんなら俺は嬉しい」


0ch BBS 2007-01-24