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【板野くん】俺inキャプ森5【世界デビュー】


[28]森末(仮):2014/03/20(木) 23:39:33 ID:???
>E.「新田、何か言いたい事があるんじゃないか?」 新田に話をさせる
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新田「!!」
板野「話してみろよ……その、聞いてやるつもりでお前を呼び出したんだし」

板野はここで再び、新田に話をさせる事にした。
実際板野が今日ここで新田を呼び出したのも、新田の様子が気になった為。
その新田が何か言いたそうにしているのならば、咲に新田に話をさせた方がいいのではないか、と考えての事である。
板野がそうして新田に促すと、新田はおずおずと、実に申し訳なさそうに板野と目線を合わせないよう、
下を向いたままその口を開いた。

新田「その……」
板野「うん……」
新田「今日の練習……上手く成果を出せなくて、申し訳なくて……まずはその事を謝らせて下さい」

自信家かつ野心家である新田であるが、彼も尊敬出来る人物は素直に尊敬を出来る人間でもあった。
大友中学で自分の才能を見出し、対南葛戦で攻撃を一手に任せてくれたキャプテンである中山。
新田は彼の実力、そして人柄に好意を抱き、そして尊敬をしていた。
既にキャプテンになるという意思は見せず、一選手として全日本の一員となると言っていた彼を、
新田は心のキャプテンであるとして尊敬をしていた。

そして、新田は板野もまたその中山――には劣るものの、
自身の才能を見出し、ここまで何度も自分を構ってくれる板野に対して好意を抱いていたし、尊敬をしつつあった。
その板野が再び練習を手伝ってくれたにもかかわらず、今日のあの体たらく。
新田はそのことを誰よりも恥じており、そして悔いていた。
ここまで板野の時間の多くを割いてもらい、その上でのこの結果。
どれだけ謝罪をしても足りないかもしれないが、それでも謝罪をしないという選択肢は彼の中に無かったのである。


0ch BBS 2007-01-24