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【板野くん】俺inキャプ森5【世界デビュー】


[29]森末(仮):2014/03/20(木) 23:40:50 ID:???
板野「怪我をしたんだし、仕方ないよ。 合宿はあと1日残ってるんだしね、明日頑張ればいいよ」
新田「……そのことで、お願いがあるんです」
板野「御願い?」
新田「凄く……凄く身勝手で、板野さんに迷惑って事はわかってるんです。
   ただ、明日……最後の練習、俺に付き合って貰えませんか!?」

しかし、謝罪をした上で……新田はもう一度だけ……。
といっても、合宿は残り一日であるのだから、その最後の練習の時間。
その時間を、新田の為に割いてはくれないかと嘆願をしたのである。

新田「俺、このまま終わりたくないんです……!
   ハンブルグにいるっていう若林さんは、南葛SCに俺が選ばれた時にも話題になる程の伝説的なキーパーだった!
   俺……その若林さんから、点を取りたい……! それだけじゃない!!
   世界を相手にする為に、もっともっと、強くなりたいんです!!」
板野「………………」

新田は野心家であり、向上心の塊であり、そして自己呈示欲に凝り固まった男でもあった。
誰よりも強くありたい、自分の力を周囲に見せつけたい。
彼はその為の努力を惜しまなかったし、なりふりを構うようなタイプでもなかった。

故に、彼は恥を忍んで頼んだ。
自分が更に上を行く為には、やはり板野の力を借りるしかない。
それがどれだけ無茶で、厚顔無恥な行いであるかをわかった上で、頼むしかなかった。

新田「板野さんが前に言ってくれたように……俺が、板野さんに追いつけるだけの才能があるなら……!
   俺は、俺は……! 板野さんとツートップを張れるだけの力をつけたいんです!
   お願いです! もう一度だけ、俺にチャンスを下さい!!」
板野「…………」

テーブルに擦りつけるようにして頭を下げながら、哀願をする新田。
板野は少し難しい顔を浮かべつつ、眉を顰め……。


0ch BBS 2007-01-24