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1- レス

【このスレは】キャプテン霧雨100【健全です?】


[267]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2014/04/13(日) 00:36:46 ID:???
正気度チェック→ クラブA
>>BADEND


記憶がよみがえる。蘇る。あれはそう、遠い記憶。
まだ中学サッカーに浸っていた時の事。いつだったか、日向と対決した時だ。
おや、と深く沈んでいた理性がストップを掛ける。おかしい。それはあり得ない。
だからやめろ、それ以上考えるな。魔理沙の中の本能が理性と協力しブレーキを掛ける。
だが止まらない。思考してしまった以上、想起してしまった以上、その記憶は疾走する。蘇る。
そうだ普通に考えればあり得ない。あの全国大会では自分たち以外に女性選手以外いない。いないのだ。
しかし、不思議なことにあり得ないことに見覚えのある動きはその時系列を想起させ、なお記憶を深く掘り進める。

魔理沙「あ、ああ…………」

そうだ、最近もまた見たはずだ。自分たちがこの世界に引きずり込まれるすぐ前に。
自分とゴール前でせりあい、勝利したその影。
東方との試合において、アリスを、神奈子を、あの動きで打ち落とし防いだのは誰だったか。
振り返ったその視線が、開いた瞳孔がその姿を視界に捉える。

魔理沙「け、けひひ、」

あの影はそうだ、髪型、髪の色さえ違えどあんな背格好で…。
そうだそうだ、失点したあの時も日向に対してあのような眼差しを向けて……!
もう思い出すなさあ思い出してしまえ霧雨 魔理沙。答えなんて記憶を掘り進めるなど遠回りせずとも理解しているだろう。
あの【男】は、なんという名前だったか。
吉良から聞いた言葉が、脆い魔理沙の心の正気を奪うように、その部分だけ明瞭に再生される。

吉良『ワシの知る限りでは、東邦学園で主な選手は……若島津……じゃ』



0ch BBS 2007-01-24