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1- レス

【このスレは】キャプテン霧雨100【健全です?】


[287]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2014/04/13(日) 23:57:13 ID:???
>>E 実は自分も女装していたのだから


魔理沙「まさか……ッ!!」

クルッ!

若島津 健。
振り向いたその瞬間、ピンク髪のそいつの顔が記憶の中のそれと完全に一致し――瞬間、理解した。
――奴は男を捨てている。
それを知り、魔理沙は「負けた」と感じた。自分には足りていない、あの域に駆け上がる愛も覚悟も。

魔理沙「(ああそうだ、あいつは容貌が女性らしいから…そんな理由で女装してるんじゃねえ)」

私は可愛い、私は女性よりも美しい…そんな自愛からの女装ではない。
ただ愛されるために、その人…恐らくは日向のために女性であろうとしている。
魔理沙ならば絶対に御免こうむるだろうが、彼は真実女性となることに何ら躊躇をするまい。
同じ女装するものとして、魔理沙は心に深い敗北感を刻み付けられた。

魔理沙「高円寺(仮)……いや、若島津!私は…いや、俺はお前に負けたぜ!」

若島津「え、えっ、ちょ……」

小町「ファッ!?」

日向「………なにィ!?」

高らかに敗北を謳おう。この敗北は、屈辱ではなかった。
自分と同じ道を、自分よりも遥か上の理由で歩いている朋友がいる。
負けたことよりも、その事実の方が今の魔理沙にとって嬉しくてたまらなかったのだ。
………のは、いいのだが。


0ch BBS 2007-01-24