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【高みを目指して】鈴仙奮闘記16【どこまでも】


[400]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/08(火) 00:14:04 ID:???

☆雑魚妖怪チームの場合☆
〜太陽の畑〜

タッ……タッ……タッ……。

夏を過ぎた太陽の畑は、大きな向日葵の花こそ咲いてはいないが、
それでも畑の主の行き届いた管理により、季節にあった花や草木が綺麗に道を作っている。
そんな中、雑魚妖怪チームの一団もまた、大会に備えて今さらながらのランニングを行っていた。

リグル「いっちにー、いっちにー!(ネオリグルキックを何発も撃てるように、体力を付けなきゃ!)」

ルーミア「さんしー、さんし〜(バレないように、こっそり浮いてれば楽なのかー)」

ミスティア「はしる〜はしる〜おれ〜た〜ち〜♪」

その一団は、大きく三つの集団に分かれていた。
先頭を走るのは、チームの発起人ともなったリグル・ルーミア・ミスティアの三人。
彼女達はいつもの遊びと同様に、楽しそうに笑いながら萌道を走る。

幽香「フフ。 もうすぐね……」

レティ「(――コイツ、絶対余計な事を考えてるわね……)」

次の集団に居るのは、前方の仲良し三人組みの保護者的存在であるレティと、
この太陽の畑の事実上の主にして、一帯の野良妖怪達を仕切っている大物妖怪・風見幽香。
彼女達三人は、可愛らしい子どもたちの様子に微笑みながら――と、言うには幽香はもっと先の別の何かを考えているし、
レティはそんな幽香の様子を心配しているので正確では無いのだが――、ゆっくりと落ち着いた走り込みを続ける。
そして、最後の集団は……前述の二集団からは大きく後方に位置付けていた。


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0ch BBS 2007-01-24