※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【高みを目指して】鈴仙奮闘記16【どこまでも】


[401]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/08(火) 00:15:07 ID:???
わかさぎ姫「も〜! 暑いし、尾ビレは乾くし、そもそも私は陸上キャラじゃないし!
くすん……早く湖に帰りたぁ〜い……」

メディスン「リグルなんかの口車に乗せられたアンタが、浅はかだっただけじゃん。
どーせ私達のチームなんて、(幽香が暴れない限り…)大した事ないんだから、あと二、三日の辛抱よ」

わかさぎ姫「アンタは…『草の根妖怪ネットワーク』の良さと怖さを知らないからそんな事言えるのよ!?
あそこで『既読無視』してみなさい、一気にハブられるんだからねっ!? 怖いのよ!?」

メディスン「はぁ……。 ――でも、結果としてそのネットワークで釣られたのってアンタだけじゃん。
わかさぎだけに、一本釣りね」

わかさぎ姫「ち…違うもん!? 他の皆はもう人里FCに誘われてたりしてたから仕方なかったのよ〜!?」

メディスン「はいはい、分かったからリアルな人間関係を大事にしてこうね。 …私は良いけど」

最後の一団は――人間嫌いの毒人形のメディスン・メランコリー……と、何やら見慣れぬ風体の青髪の少女だった。
ただし、その少女の下半身は明らかに人間のソレでは無く――即ち、巨大な魚のような、大きな尾びれで構成されていた。
彼女の名はわかさぎ姫。 何とも情けない名前のような気もするが――彼女曰く、由緒正しいれっきとした『人魚』である。
元々は霧の湖でノンビリ暮らしていた彼女だったが、リグルやミスティアの誘いに負けて、
こうして偶にではあるが、雑魚妖怪チームの正規メンバーとして試合に参加したり、一緒に練習したりしていた。

わかさぎ姫「も、もうだめぇ〜!? 泡になって消えちゃう…」

――とはいえ、正直な話。 彼女を誘ったリグル達も、そしてわかさぎ姫本人も。
彼女は「埋め合わせ要因」の一としてしか考えていなかった。
如何に強い魚も、陸上では凡そ跳ねる事しか出来ないように、わかさぎ姫もまた、
陸上でのサッカーにおいては全くカスカスの――それこそ、名無しの下級妖怪よりはマシ程度の
――低い能力しか持ち合わせていなかった。


名前

E-mail



0ch BBS 2007-01-24