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【高みを目指して】鈴仙奮闘記16【どこまでも】
[423]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2014/04/10(木) 00:29:08 ID:???
妖夢「はぁ、はぁっ……! 行きます、幽々子様! ――「未来永劫斬」!!」
グワアアアアッ! バゴオオオオオオオオオオオオオオッ!
ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ……ッ!
――幽々子の中途半端な放任主義は、妖夢に危機感を抱かせる事には成功しても、
彼女に対して革命的な成長を齎してはくれなかった。
妖夢の放った弾丸シュートは轟音を立てて、今度はポストの枠内に目がけて疾走するも――。
中西「……これなら取れるわ、アホが! 「つっぱりディフェンス」や!!」
バアッ! バチコーン!! ……ポロッ。
妖夢のシュートは、中西の相撲で鍛えたパンチングにも通用しない。
中西は確かに幻想郷全体でも優秀な部類のGKではあるが、決して一流では無いにも関わらず、である。
――とはいえ、中西も調子の悪い時はシュートを捉えきれない場合もあるため、
妖夢にとっては、そう悩むべき事態では無かった筈なのだが……。
妖夢「そ、そんな……!(やっぱり駄目だった…!? あんなに、練習を頑張ったのに!
鈴仙に追いつかなきゃって思って、私なりに精一杯やったのに……!?
私じゃぁ……駄目なの? 私は……サッカーに向いていないの? 教えて下さい、幽々子様……!)」
幽々子「(あ〜らら。 やっぱり悩み過ぎてる、あの子。 ――ロクに人に相談しない癖にねぇ。
……この間みたく、宇宙人のお友達をもっと誘ってたら良かったのに、プライドが高いんだから)
――妖夢。 ストライカーはメンタルの図太さが大事よ。 シュートが一度決まらなかったくらいで悩まないの」
妖夢「…はい、幽々子様(ま、また幽々子様にご迷惑をかけてしまった……!
どうしよう、このままじゃいけないって思ってるのに、私ったら全然成長してない!
…心の底では、また楽をしようとしていた!)」
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0ch BBS 2007-01-24