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【高みを目指して】鈴仙奮闘記16【どこまでも】


[454]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/13(日) 01:20:36 ID:???
☆妖怪の山FCの場合☆
〜妖怪の山・モリヤスタジアム〜

幻想郷のサッカーチームでも、最も外界的に洗練されたチームである妖怪の山FCについては、
大会前日だからと言って、大きく慌てる様子は無かった。既に大方の練習は完了してるからである。
それよりも、コンディションの調整こそが重要であると、彼らは認識していた。
(チームの中心である天狗二名が、大会直前の記事作成に追われていた事も原因の一つだろうが…)

反町「(結局、「力を手に入れる」と思って、この数カ月で俺が得た力と言ったら……)」

その中で、東邦学園から。そして日向の魔の手から奇跡的に生き延びた奇跡の少年・反町一樹は、
言いたいことも言わずに一人、夕暮れのスタジアムで自らの成長を振り返っていた。

反町「(強烈なヘディングの精度をより高くした「ポイズンヘッド」に、
コントロール面を大きく強化した「トリカブトパス」。 そして「頭脳的なドリブル」に――。
……ああ、駄目だ! やっぱり地味だ、地味すぎる! というかこのままMFにでも落とされそうな感じだ…!?)」

……反町の成長は、客観的にはそこそこ優れた物であったが、彼を満足させるには至らなかった。
というのも、その成長は全てにおいて「地味」だったからである。

反町「(日向に負けない新シュートを開発するつもりだったのに、唯一開発出来たポイズンヘッドは、
トクシックインパクトとそう威力は変わらないし。 これだったら――)」

椛(回想)「行きます! 「ストリングプレイ・アトミックファイヤー」!!」

グワアアアアアアアアアッ! バゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!

反町「これだったら、椛さんの考えてたヘンテコなシュートの方が強いじゃないか!?
ああ、力が欲しい! まるで魔王のような、誰もをひれ伏せる事が出来るような――」


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0ch BBS 2007-01-24