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【高みを目指して】鈴仙奮闘記16【どこまでも】


[455]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/13(日) 01:22:27 ID:???
自分は自分で良い。 そう理屈では分かっていても、結果を出せない事に反町は焦りを覚えていた。
自分のシュート力が世界で一番で、強豪GKや天才プレーヤーをバッタバッタと薙ぎ倒すような。
そんな到底有り得ないような夢物語を妄想しながら、反町はやはり練習しようかな……と、
スタジアムの控室にあるボールを取り出そうとすると。そこには果たして、二名の先客がいた。
先客ではる彼女達は、反町の顔を見つけると、とても穏やかで自然な笑顔を作り――。

静葉「…ウフフ。 やっぱり来てたわね、反町君」

穣子「一樹くん、珍しく想いが声に出てるもの。 だから心配しちゃって」

反町「穣子さん…静葉さん!? 何故ここに?」

穣子「ふふん、一樹くんの行動パターンなんて、この私にはお見通しなんだからね!」

静葉「貴方はとても辛抱強い子だけど、その分抱え込むから。 
こうして私達が先回りしないとね。 ――練習、するんでしょう?」

反町「(…ああ、そうか。 俺は……変わったんだ。 穣子さんと静葉さんのお陰で、俺は地味でも……一人では無い!)
――お、お願いします! 二人とも! 俺、三人でもっと沢山練習したいんだ!!」

静葉と穣子は、返事に代えてゆっくりと頷く。まるで、彼ならばそう答えてくれると始めから確信しているように。
かくして反町は、「言いたい事」を言いながら――大会前直前の個人トレーニングに明け暮れるのだった。

にとり「あっ、私だって新兵器開発してるからね!?」

雛「私も、より厄いディフェンスに磨きをかけたから。 試合で当たったら宜しくね……フフ」

*妖怪の山FCが強化されました。


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