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【高みを目指して】鈴仙奮闘記16【どこまでも】


[472]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/13(日) 21:57:44 ID:2+NqAup6
かくして弾幕ごっこの域を超えた、明確な殺意の籠った蹂躙を受けた暗殺者は…
それでも、怯える事すらしなかった。むしろ彼は不敵に顔を歪ませて――。

ビュンッ、バシュッ! ビュンッ、バシュッ! ビュンッ、バシュッ! ビュンッ、バシュッ!

――まるで流れ作業のように、その手刀で飛来する柱を薙ぎ払って行く。
その目はただひたすらに澱んでおり、満たされぬ気配すらあった。

神奈子「(いや、大丈夫だ……! ヤツの動きも少しではあるが鈍っている!
このまま御柱を展開し続けていれば――私が、競り勝てる筈だ!)」

…だが、神奈子の御柱が信仰を媒介として、実質無限に放たれる事とは対照的に、
彼の暗殺者の体力は有言。神奈子は持久戦に縺れ込む事を決意して御柱を撃ちまくり――。
そして、30分ほどの競り合いの後。 神奈子の期待は的中する。

???「グッ……ハァッ!!」

諏訪子「あ、明らかに鈍ってるよ、アイツの動き!? あれなら、きっと次の一発は――入る!」

それはずっと二人の戦いの様子を見守っていた諏訪子が、暗殺者の体力の衰えを察知して声を上げた事が合図だった。

ビュウウウッ、ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!

???「―――ッ!?」

神奈子「(やったか!?)」


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