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【高みを目指して】鈴仙奮闘記16【どこまでも】


[475]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/13(日) 22:00:53 ID:2+NqAup6
神奈子「――まぁまぁ、そう怒るな諏訪子。 話を聞けば…そして、先の実力を見れば、
この若島津君もまた、若林源三に負けぬ実力者。 外来人の彼なら、名簿も上手く誤魔化せるだろうし、良いじゃないか」

諏訪子「アンタってば……数千年前から思ってたけど、とことん前向きだねぇ…」

神奈子「そういうアンタは、昔から根に持ち過ぎるのよ。感情に囚われて、合理的かつ効率的な手段を取るのを躊躇っちゃいけない。
ここは、彼を呪殺する事よりも、若林君の穴を埋めて貰う方がより効率的じゃないか」

諏訪子「それは、そうだけどさ……」

――そして、神奈子の提案する次善策もまた正論だった。
諏訪子は不機嫌さを隠さずに若島津を睨んで「よろしく」とだけ言うと、そのまま研究室を去っていった。

神奈子「やれやれ、アイツも賢いが気難しいヤツだよ。 ……あっ、そうだ!」

華扇「私は入りませんよ。 ……そもそも、若島津を貴女のチームに入れる事自体、
限り無く黒に近いグレー――というより、黒そのものなんですから。 私が入る事などもっての外です」

神奈子「う〜む。 【大会出場者は、4月末提出の名簿にある者だけとする】っていうルールは面倒ねぇ…」

そして神奈子は全く恥じることも無く華扇を勧誘して断られるも……それも気にせずに楽しげな様子で、
早々に研究所を立ち去る。 ――うず高く積もった御柱と、その残骸にも目に暮れずに。

華扇「若島津よ……焦る気持ちは分かりますが、貴方の実力はまだ未熟。 貴方は、敗北を経験しても再び這いあがれますか?」

若島津「愚問だ、当然這い上がる。 そうでなくては、俺が俺で無くなる」

若林源三の代役として、守矢みらくるずのピッチを守る事となった若島津。
数々の修羅場を乗り越えて人ならざる力を得た彼の姿は――「鬼」と形容するに相応しかった。

*守矢みらくるずが強化されました?
*若島津健が守矢みらくるずに加入しました。


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0ch BBS 2007-01-24