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【高みを目指して】鈴仙奮闘記16【どこまでも】


[500]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/13(日) 23:08:04 ID:2+NqAup6
A:今まで通り、「全幻想郷代表で活躍し、永琳と肩を並べられる名プレーヤーになること」

鈴仙「(でも――結局は、私の頑張る理由は……そこになるのよねぇ)」

これまでのおよそ半年間の生活で、鈴仙は今まで見えて来なかった色んなものを見て来た。
その中には抗えない運命や、どうしようも無い現実もあった。
しかし――それでも頑張ってこれた理由を考えると、鈴仙は改めて自身の原点を振り返らざるを得なかった。

鈴仙「(パスカル君が新たな力を身につけてもなお、それを相棒の為に使いたいと信じるように。
私もまた、新たな力を――私の大事な人達の為に使いたい。 それが、私自身の希望に繋がると……思う)」

その感情を、日向ならば凡庸と切って捨てるだろうし、森崎ならば偽善と断じるかもしれない。
しかし、確かにその感情が平凡かつ移ろいやすい物であったとしても。
それは、きっと大事なモノだと鈴仙は信じて疑わなかった。 
……そして鈴仙がそう考えられたのも、彼女がこれまで力を身に付けた中で――色んな人の力を借りていたからかもしれない。

鈴仙「(パスカル君、中山さん、師匠に姫様、妹紅に慧音さん、てゐに佳歩にウサギ達。
パチュリーさんに星に妖夢に秋姉妹の二人。 反町君に来生君に日向に……う〜ん、数えきれない!
兎に角。 私は一杯の人の力を借りて来て……ようやく、少しだけ前に進む事が出来た。
もしも私一人だったら――きっと、前のままだったと思う)」


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