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【高みを目指して】鈴仙奮闘記16【どこまでも】


[72]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/30(日) 01:59:18 ID:???
★提督が鎮守府に着任しました→ クラブQ ★
クラブ→日向だった…。 鈴仙「ぶ、ぶらっく鎮守府っ!?」

――その写真には、長袖の水兵服を無理やり袖まくりして、まるで肩パッドのようになっている状態を保ちつつ、
ニヤリとほくそ笑む男が映っていた。

鈴仙「………」

鈴仙は黙ってその写真を裏返した。まるで最初から、自分は何も見ていなかったのだと言わんばかりに。

鈴仙「……あの、師匠。 お言葉ですが」

永琳「何かしら、ウドンゲ? 何でも言って良いわよ」

鈴仙「このお仕事、嫌です…」

永琳「そう」

鈴仙は自分に持てる勇気を振り絞って、永琳に対して拒絶の意を告げた。
永琳は優しい表情で、それを黙って聞いていた。

永琳「じゃ、先方の迷惑にならないように、さっさと行って来なさいな」

鈴仙「――あの、私の意思は…」

永琳「何でも言って良いって言ったじゃない。 確かに、ウドンゲの意思は伝わったわ。
だから――さっさと行って来なさいな」

鈴仙「…………」

自分はなんて部下思いの上司なのだろう…と言う面立ちで永琳は残酷な笑顔で告げる。
永琳は確かに何でも言っても良いとは言ったが…鈴仙の意思を尊重するとは一言も言ってはいなかった。


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