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【高みを目指して】鈴仙奮闘記16【どこまでも】
[745]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2014/04/27(日) 22:47:29 ID:???
〜モリヤスタジアム・控室〜
ウサギD「人間が……妖怪が多すぎて怖いよぉ…」
慧音「大丈夫、怖がる事はないさ(とは言うものの…幻想郷中の人妖がここまで一同に会するのは、私も経験が無いな)」
――大会1日目の午前は、丸々開会式及び組み合わせ抽選が行われる事となっている。
そのため、我らが永遠亭ルナティックスメンバーもまたその「ほぼ」全員が集まり、控室で入場の時を待っていたのだが……。
やはりというべきか、異常なまでの観客の熱気と歓声に気押されるウサギ達も多かったようであり、
怖がりのウサギDを中心とした名無しウサギ達は、すっかり保護者役が定着してきた慧音の元に集まっていた。
妹紅「――ねぇ、大丈夫なの? クジが悪かったら、私達いきなり負けるんじゃぁ……?」
輝夜「大丈夫よ。 何があっても、私達は絶対に負けないわ」
鈴仙「…………(お師匠様)」
てゐ「う〜む……」
パスカル「……(プロを目指すというならば、俺はどんな局面でも最善のプレーをするしかない)」
その一方で、より気押されている状況にあるのはむしろウサギ達では無く――。
輝夜や妹紅、鈴仙やてゐといった、こうした場には比較的慣れている集団だった。
スタッフ「――永遠亭ルナティックスさん、そろそろ出番ですので選手入場口へ」
輝夜「……ふぅ。 分かりましたわ、ありがとう。 ――皆、行くわよ」
そして、パスカルが人知れず決心を改めていた所に――大会スタッフの鼻高天狗がやって来て入場を促す。
輝夜は余所いきのカマトトぶった演技を返しつつも、やはり溜息は隠せないようだったが。
(一応)キャプテンである以上、前に出てチームメイトを先導する役割が輝夜にはあった。
輝夜を先頭、妹紅をしんがりにして永遠亭ルナティックスのメンバーは熱狂の中心へ歩み寄き、そして――。
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0ch BBS 2007-01-24