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【高みを目指して】鈴仙奮闘記16【どこまでも】


[772]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/27(日) 23:36:10 ID:???
C:「――分かりました、師匠。 私達、きっと初戦も勝ってみせます!」了承する。

鈴仙「(――私は八意永琳の弟子として、未練がましく師匠を引きとめてはいけない。
師匠に対しても迷惑になるし。 それに師匠が居ないと何にも出来ない私はもう昔!
だから……)――分かりました、師匠。 私達、きっと初戦も勝ってみせます!」

てゐ「お、おお〜。 随分と言うようになったねぇ、鈴仙ちゃんよ」

永琳「(……フフ、そうよウドンゲ。 それで良いの。
何故なら、私がおらずとも――貴女が居る限り、ルナティックスは強豪であれる。
貴女はもう、そこまでの存在感を持つ選手にまで成長したのだから、それは妥当な態度よ)」

驚くてゐを尻目に、永琳もまた鈴仙の成長に納得して頷く。
かつての弱い鈴仙であるならば、この局面では永琳を止める事がチームの為にも正しかったのかもしれない。
しかし、鈴仙は強くなった。 そして永遠亭ルナティックスのメンバーもまた、永琳抜きでも充分に動けるほど強くなった。

永琳「(それはそれで少し寂しいけれど、まぁ……雛鳥はいずれ親の元を巣立って行くものだからね)」

サッカーの実力だけでない、弟子の精神的な成長を受けて、
永琳は誰からも察せられぬ程度に目を細めるも。

永琳「(――まぁ、それに。 前情報通りだったら、次の試合のチーム……ウドンゲ達だけでも勝てるでしょうしね)」

密かに仕入れた情報を基に、打算を籠めた見通しをするのが、八意永琳の大人らしい所だった。

*頼りがいのある返答をしたので、永琳印象値が上がります。31→33


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