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【高みを目指して】鈴仙奮闘記16【どこまでも】


[782]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/29(火) 00:25:39 ID:???
永琳「――輝夜の言う通り、このチームのキャプテンは姫以外有り得ないけれど。
確かに、フィールダーとして試合中に舵取りを行う司令塔は必要になるわね。
だから……実は、それについても考えてあるの」

慧音「司令塔、か。 ――となると、その者はやはりMFになるのか?」

永琳「さあ。 トップ下かもしれないし、ボランチかもしれないし、CFかもしれないし。
ひょっとしたらサイドバックかもしれないわ。――ともかく、試合の全権を握る人物として動いて貰えれば、
それ以上の要求はしないつもりよ……私としては」

妹紅「(つまり、私がキャプテンになる可能性もあるって事ね!
グフフ……私がキャプテンになったら、輝夜を解雇してやるんだから!)」

てゐ「(それが出来るのはキャプテンというか、監督とかGMとかのような気が……)」

鈴仙「(――私がキャプテン代理になったりとか。 そんな事になったらどうしよう!
なーんてね、アハハ………どうせ代理は中山さんとかでしょ。 ――んっ?)」

鈴仙はこの一連の会話を、興味なさげな様子で流していた。
こうした局面で、永琳の代わりを務められる人物といえば中山しかいない。
鈴仙は勝手にそう思い込んでいたからだ。
中山さんならば、能力差を埋める頭脳的かつ天才的プレーで中盤を支配してくれるに違いないと。

鈴仙「(何か忘れているような気が……)」

永琳「(中山君不在の今、キャプテン候補となるのは消去法でウドンゲか…パスカル君。
慧音に任せるのも悪く無いけれど、実力的に一段劣るのが気になるしね。 ここは――)」


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