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【イタリアJrは】俺inキャプ森6【弱いはず】


[177]森末(仮):2014/04/20(日) 00:41:08 ID:???
>C.「中山と松山の位置を変えよう。 中山はシュナイダーに、松山はカルツにつくんだ」
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現在の全日本において、1番タックルの巧い選手といえば早田である。
基礎的な能力に加えて鋭利な「カミソリタックル」は合宿中にも多くのキープ自慢の選手たちからボールを刈り取り、
その一芸によって彼はボール狩りの名手としてスタメンをほぼ確定させられるものと認識されていた。
そんな早田から一段下がった位置にいるのが松山と中山の2人。
基礎的な能力は抜群の中山に、技が発動すれば早田並の実力者となる松山。
彼らの違いはやはり技の有無であり、タックルという一点について考えれば松山の方が中山に勝っていると言えただろう。

板野「(そう考えると松山と早田を同時にシュナイダーに使うのは勿体ないかな?
    ここは松山と中山の位置を変えてマークも変えよう)」

そう判断をした板野は、マーク変更の旨を素早く一同に説明した。
これには周囲も納得――特に中山は自身では本気となったカルツを相手に分が悪いと判断をしているのか快く承諾した。

中山「(俺の今の実力ではカルツには敵わない。 だが……この一戦で自分の弱さというものがよくわかった。
    試合の結果はまだわからないが、選手として俺はカルツやシュナイダーを止められるだけのものを持っていない。
    大友中学で3年を過ごし、日本最高峰のDFと言われ続けたが……それだって一度も全国大会に出場出来なかったんだ。
    井の中の蛙は"大会"を知らなかったが、ようやく広い世界……その一端を見れた気分だ。
    俺は……このままでは終わらない! 終わらせてたまるものか!)」

PKが始まる時間となり、中山は零れ玉に備えて位置につく中でキッカーであるシュナイダーと、
その後ろに控えているカルツに視線を向けた。
国内でも終ぞ全国へ出場する事なく、不遇の天才と言われ続けていた中山。
彼は"本来"よりも早く世界と自分とのレベルの違いに気づいた事により、その闘志を静かに、しかし強く燃やし始めていた。


0ch BBS 2007-01-24