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1- レス

【イタリアJrは】俺inキャプ森6【弱いはず】


[450]森末(仮):2014/05/03(土) 00:41:59 ID:???
反町「(ほ、殆どフリーだ……。 まあ、仕方ないのかもしれないけど……)」
新田「(……俺にボールを! ボールをくれ!)」
若林「(19番(反町)は高杉の話じゃパッとしないFWらしいからな。 ノーマークでいい。
    18番に関してはそもそも高杉の話にすら出てこんかった奴だ。 どうでもいい)」

そして、反町と新田。彼らにはマークはつかなかった。殆どフリーの状態である。
一見すると危険に思えるかもしれないが、これも高杉から事前に情報を得ていた若林の作戦である。
いまいちパッとしないと高杉に評された反町と、
そもそも話題にすら上らなかった(高杉が手紙を書いた時点で新田は招集されていなかった)新田はあえてフリーにし、
その分板野と松山に注意を払おうと若林は考えたのである。
これを受けて反町は幾ばくかのショックを受け、新田は自身の置かれた立場を改めて理解をしつつも反骨心を胸にボールを要求する。

シュナイダー「(さて、俺達はお前の指示通りに配置についた。
        ……読みが外れ、失点などしたら言い訳は出来んぞワカバヤシ)」
カルツ「(目立とうとキャッチなんかしようとすんじゃねーぞ。 フォローは沢山いるんだからな)」
若林「(落ち着け、若林源三。 ここを止めれば少なくとも負ける事はない……これ以上恥をかいてたまるか!)」

後半23分。
残り時間を考えれば、これがほぼ最後の全日本の攻撃。
これが失敗をすれば、全日本はよくてあと1度シュートを打てるかどうかという程度であろう。
だからこそ全日本は負傷をした三杉でさえその負傷を書くし、出場をしてこの1点を取りに行こうとした。
逆にハンブルグからすれば、この局面を切りぬけさえすれば少なくとも敗北は無い。
悪くて引き分け、上手くいけば勝利が見えてくるのだ。

故に、若林は気合を入れて構えを取った。
いつ、どこからシュートを打たれても不覚を取らないように。

若林「(来るなら来い! 俺はもう失点はせん!!)」

既に3失点と、お世辞にもよくゴールを守り抜いたとは言えない結果を残している若林。
高慢ではあるが、しかし馬鹿ではない彼は、
万が一にもここであっさりと失点をしては自身の全日本での居場所が無くなるという事をよく理解していたのだ。


0ch BBS 2007-01-24