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1- レス

【イタリアJrは】俺inキャプ森6【弱いはず】


[496]森末(仮):2015/01/13(火) 23:47:00 ID:???
ただ、このブリーゲルの好守に誰よりも驚いたのはほかならぬ松山だった。

松山「(北国シュートが……北国シュートが……GKにすら、届かなかっただって!?)」

若林にはじかれたというのなら、まだ松山本人としても納得は出来た。
ここまで前評判を覆す勢いで失点はしているものの、それでも松山には、
小学生時代に正に鉄壁と言って差し支えない程のセーブ力を誇っていた若林の姿が脳裏に焼き付いていたからである。
その若林に弾かれたというのならば、悔しく、歯がゆく思ったとしても、まだ納得出来たに違いない。

また、仮にではあるが、ブロックに入ったブリーゲルが名うての選手だったとするならば……。
それもまた、松山もある程度は納得出来ていたかもしれない。
だが、ブリーゲルは事前に要注意と……シュナイダーやカルツのように、警戒が必要だと言われた選手ではなかった。
無論、欧州の名門クラブであるハンブルグでスタメンを勝ち取る程度には優秀な選手ではあったのだが、
それでもチームの主軸といえる選手ではないという事は周知の事実であった。

しかし、松山はそのブリーゲルによってシュートを阻まれた。

松山光という男は、決して傲慢ではないが、さりとて卑屈でもない。
自身の努力によって培われた実力は決して低くないと考えていたし、それは全日本の中でも有数のものであるとも思っていた。
事実、松山の実力の高さについては、全日本の誰もが一目を置くものである。
そんな松山の、中学サッカー大会で猛威を振るった北国シュートが、無名なDFに阻まれた。
その事実に衝撃を受けていたのは他でもない松山であり、彼は思わず茫然としたままその場に立ち尽くしてしまう。


0ch BBS 2007-01-24