※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【イタリアJrは】俺inキャプ森6【弱いはず】


[525]森末(仮):2015/01/15(木) 00:06:07 ID:???
既にバイエルンへの移籍が決定している西ドイツの若き皇帝――カール=ハインツ=シュナイダー。
Jrユースクラスとはいえ、既にプロとしての自覚も目覚め始めているカルツ達にとって、
仲間がクラブ移籍をするというのは寂しさもあれどそれもまたプロの世界にはままある事であると理解をしていた。
しかし、それでもシュナイダーと同じクラブチームでプレイをするというのはこれが最後の試合。
その晴れの舞台を有終の美で飾ってやろうと思うのは、人として当然の心持ちであったと言えるだろう。

正に鬼気迫るという表情でその花道を飾るべく4人をアッサリと弾き飛ばしたカルツは、
そのまま一気にゴールへと走るシュナイダーへラストパス。

ワーワー! ワーワー!!

観客「いいぞ、カルツ!」「お前がいればシュナイダーが移籍をしても安心だ!!」

真「あ〜っ! カルツくん、再び……再び4人抜き!!
  板野くん達を含めれば、これで6人抜き! 凄いキープ力だ!!」
響「そしてボールは……うが〜っ! やばいぞ、またシュナイダーくんに渡ろうとしてるーっ!!」

板野「(カ、カルツがここまで凄かったなんて……いや、凄さは十分知ってたつもりだけど!
    それでもこんなにあっさりと中山さん達が抜かれるなんて!? って……ま、まずい!)わ、若島津!!」
若島津「ちっ……!」
シュナイダー「(カルツめ……フッ、こうまでされて決めきれなければ男じゃないな!)」

そして、シュナイダーもまたカルツの心意気をプレイを見て解っていたのか、
小さく笑みを浮かべながらもすぐさま獲物を狙う狩人のような瞳を浮かべながら飛んでくるボールに合わせ、
そのまま大きく飛び上がりジャンピングボレーの体勢を取る。

早田「(げっ、ダイレクトボレー!? 一旦トラップしてあのファイヤーショットとやらを打ってくるんじゃねぇのか!)」

これを受けて、マークについていた早田は内心苦く思いながらも慌ててシュナイダーに打たせはすまいと自身も飛び上がる。
それはシュナイダーの必殺技は既に見せていたあのファイヤーショットであると考えていたからこそのささやかな疑問であったが……。
一方でシュナイダーがシュート体勢に入った瞬間、そのような疑問を一切持たず。
むしろこれがただのボレーシュートではないと感づいた者達がいた。


0ch BBS 2007-01-24