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【イタリアJrは】俺inキャプ森6【弱いはず】
[563]森末(仮):2015/01/15(木) 23:34:10 ID:???
>A.惜しい所まで行ったにも関わらず、勝てなかった悔しさ
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やがて恐怖心が過ぎ去ると、板野の胸中に現れたのは――試合に勝てなかった、という事実に対する純粋な悔しさであった。
キャプテン翼の……そして、キャプテン森崎の読者でありファンである板野には、
このハンブルグ戦というのがどれ程勝つ事が難しい試合であったかは重々承知していた。
海外とのレベル差に加え、シュナイダー、カルツという実力者が相手では苦戦は必至。
引き分けに出来ただけでも値千金と言ってもいいくらいだったのだが……。
頭ではそう理解していても、感情が必死にそれを否定してくる。
板野「(また勝てなかった……もうあんな気持ちはしたくなかったのに……また勝てなかった……!)」
中学サッカー大会準決勝――ふらの中学対東邦学園。
松山率いるふらのに所属をしていた板野は小池率いる東邦学園と対戦し、
その対決は熾烈を極め、PK戦にまでもつれ込んだ。
結果的にふらのは辛くも敗北を喫してしまうのだが……その際、板野は一目も憚らず号泣をしていた。
負けた、勝てなかった、悔しい。
言葉にしてしまえばあまりにも陳腐で、一見すると幼稚とも取れる感情。
だが、それがその時板野が感じた素直な感情であった。
そしてその時、板野は誓った……もう二度と負けない。
これほどまでに悔しい思いを、もう二度と味わいたくないと。
しかし、そう決めた矢先……全日本Jrユースの初の対外試合は、負けこそしなかったものの勝利する事が出来なかった。
もう二度と味わいたくないと感じたあの苦い思いを再び板野は受ける事となり、
板野はつい先日の準決勝の時と同じく、その瞳に大粒の涙を―――。
板野「ちくしょう……!」
流す事はなかった。
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0ch BBS 2007-01-24