※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【イタリアJrは】俺inキャプ森6【弱いはず】
[571]森末(仮):2015/01/16(金) 02:08:44 ID:???
若林「(くそっ! くそっ! くそっ!! どうしてこうなった!! どうしてこうなった!!)」
そんなハンブルグの面子とは違い、そう簡単に割り切れない男がいる。
若林源三である。
先ほどからシュナイダー達を恨みがましい目で見つめていた彼であったが、
シュナイダー達が無視を決め込んでいると判断するとすぐさま八つ当たりをするように地団太を踏み始めた。
若林「(こんな筈じゃねぇんだよ! 本当なら5−0くらいで勝ってる筈なんだよ!!
なんだったら試合終了間際に相手に打たせて、
『フン、この1点は俺からのプレゼントだ。ありがたく受け取りな』くらい言ってやりたかったんだよ!!)」
彼の思い描いていた理想の試合展開は、自身が完全に全日本の攻撃をシャットアウト。
逆に若島津が守るゴールからシュナイダーが大量得点をし、世界と日本との壁――。
もとい、天才GKであり西ドイツに留学をしていた若林源三とその他の日本の選手との格の違いを見せつける事だったのだ。
それが蓋を開けてみれば若林は立花兄弟のスカイラブツインで早々に失点。
更には2点、3点と失点を重ねてしまい……とてもではないが格を見せつけるどころの話ではなかった。
若林「(本当にどうしてこうなったんだ……!? 俺が一体どこで間違えたっていうんだ!
このままじゃ全日本のキャプテンどころの話じゃねぇ。
正GK争いだって……スコアは3−3だったものの、ストライカーの格を考えりゃ若島津の方が優れてると思われかねん!
というか、どうして若島津如きがシュナイダーのファイヤーショットを止めてるんだ!?
どういう事なんだよぉおおおおおおおおおおおおおおおっ!?)」
こうして若林は理想と現実のギャップに苦しんだ。
絶対的な地位を手に入れる筈が、逆にこのままでは全日本内での居場所すらないかもしれない。
一瞬、大会において……ハーフタイムを迎えて帰ってくる仲間たちをベンチで迎え、
控え選手として試合に出場する選手たちにドリンクやタオルを配る姿を想像してしまう若林。
それはまさにゾッとするような考えであり……。
やがて地団太を踏むのを止め、頭を抱えるようにして苦悩する若林だった……。
前
次
写
0ch BBS 2007-01-24