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【イタリアJrは】俺inキャプ森6【弱いはず】
[573]森末(仮):2015/01/16(金) 02:11:34 ID:???
それから数十分後。
やがて選手たちが帰り支度を済ませ、またTVクルーも早々に撤収し……観客たちも誰もいなくなった試合会場にて。
一人、森末は物陰に隠れながらため息を吐いていた。
森末「(はぁ……なんとか引き分け。 もうちょっと勝てそうだった分惜しかったといえば惜しかったけど、それでも十分過ぎる戦果だ。
板野も若林からゴールを奪えたし、キャプテンもほぼ安泰と言っていいな。
でもやっぱりイタリアの事が不安過ぎるよ……)」
この世界の管理者……だった筈の森末。
彼の溜息の原因、不安の種は……無論、この試合中に観戦していた者達の中にいた集団。
イタリアJrユースの主力メンバー達についてである。
正しい歴史ならばイタリアJrユースはこの時点でキャプテンのジノ=ヘルナンデスしか主力はおらず、その戦力は余りに脆弱。
しかし、この世界では本来はいない筈のストラット、バンビーノ、ランピオン、ジェンティーレ。
本編において絶対的な力を見せたFWとDFに、優秀なMFとポストプレイヤーが加わっているのである。
森末「(流石にワールドユース編みたいな無茶苦茶な技を覚えてないとは思う。 というか思いたい。
このままでもバランスがおかしいっていうのに、そんな事になったらリセットは必至になっちゃうよ。
っていうか本当にどうなってるんだ? まさか他の国も強化されたりとかしないよね?
急にベルリンの壁が崩れましたとか言って西ドイツにフライハイトとかポブルセンとか入らないよね……?
っと……ん……?)」
世界を管理する者として、1番に彼が考えているのはバランス――秩序である。
板野に何度も言って聞かせているように、この世界はあくまでも森末が作り出したゲーム。
ゲームであり、そして板野が初期設定で「難しい」を選んだ以上、
ある程度難しくは作っているが、それでも十分にクリアー出来るレベルのものを作らなくてはならない……と森末は考えていた。
故にこのまま敵チームばかりが強くなるようでは不安しかないと頭を抱えるのだが……。
そんな悩める森末の耳に、ぼそぼそと誰かの声が聞こえてきた。
一体この試合会場に自分以外に誰が残っているのかと、
思い声の聞こえた方角へと姿が見つからないように気を付けながら近づいていけば……。
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0ch BBS 2007-01-24