※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【イタリアJrは】俺inキャプ森6【弱いはず】


[590]森末(仮):2015/01/17(土) 00:22:57 ID:???
タッタッタッタッ

???「ただいま、神様!」
眼鏡の男性「ああ、おかえり。 どうだった、久しぶりの再会は?」

一方、岬の元から立ち去った少年は、やがてこのフランス……パリにある公園へとやってくると、
そこで待ち構えていた男性――眼鏡をかけ、やや痩せた体型の壮年の男へと駆け寄り、首尾を報告していた。

???「やっぱり、岬くんが俺の事を覚えてないのは悲しいよ……。
    この調子だと石崎くんや若林くん……それに、ロベルトも俺の事を覚えてないっていうのも本当なんだろうね」
眼鏡の男性「仕方ないさ、ここはそういう世界なんだからね。
      でも大丈夫、落ち込む事はないよ。 この世界も、いずれ、僕の思うように……。
      そう、『キミ』を中心とした、『キミ』の世界に変貌する筈なんだからね」

しょげ返る少年を慰めるように優しげな口調で話す男性。
彼もまた、少年のようにこの世界にはいない筈の存在――。
いや、存在しないどころではない……本来ならばこの世界の事など、知る由もない筈なのがこの男性である。
しかし、彼は間違いなくこの世界の存在を感知し――そして森末が恐れていた通り、変革しようとしていた。

眼鏡の男性「まず手始めに、イタリアを強化しておいたよ。
      僕が今まで描いて来た中だと弱いイタリアっていうのは読者からは不評だったようだし、ね。
      あれだけ強化すれば、この世界で主人公『だった』男はかなり苦戦する筈だ。
      そうなれば、彼は主人公では完全になくなる。 大会の決勝にすら出れない主人公が、存在する筈がないからね」
???「そっか……全日本が負けちゃうのは悲しいけど……。
    でも、ゲームでの俺とチームメイトだったストラットも活躍出来るなら、それは嬉しい事だね」

そして実際に、男は行動を起こしていた。
イタリアJrユースが強化されている原因――。
チェザーレ=ストラットが暴力事件を起こしていない、という歴史を『創り出した』のは、この男の所業によるものだった。

管理者と言える森末以外にストーリーを曲げる事が出来ない筈のこの世界。
その世界で、新たな歴史を作りだせたという事実こそが――少年が彼を『神様』だと呼んでいる一つの要因だった。


0ch BBS 2007-01-24