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【イタリアJrは】俺inキャプ森6【弱いはず】
[601]森末(仮):2015/01/17(土) 02:13:26 ID:???
見上「……言っておくが、かつての教え子といえど贔屓はせんぞ。
自分の力で這い上がり、正GKとキャプテンの座を掴んで見せろ。
慢心し、驕っていた分、それなりに厳しい道かもしれんがな」
若林「! (見上さん、今……!?)」
見上「ホテルの住所を書いたメモを置いておく。 準備が出来たら来い」
ガチャッ バタン。 カッカッカ……
若林「見上さん……俺のせいで、泣いていたのか……」
最後にそれだけ言って、メモを残して去っていく見上。
彼がドアに振り向く際、不意にサングラスの中に映る瞳に涙が浮かんでいた事を知り、
若林は今日、試合で受けたもの以上の衝撃を受ける。
名家の若林家の三男として生まれた彼に、身内に仲のいいものなどはただの一人もおらず。
幼い頃に懐いていたのは、もっぱら家のお手伝いの女性と、コーチである見上であった。
ある意味、若林にとって見上は幼少期の父親代わりだったと言っていい。
その見上が見せた涙――しかも、自分のせいで流させてしまった涙。
それを見て思う所が無い程、若林源三という男は情が無い男ではなかった。
若林「………………!」
若林はしばらくその場で立ち尽くしていたが、やがてそれも終わると、
先ほどとは打って変わってキビキビとした態度で荷造りを始めた。
黙々と荷造りをしながら、新天地での、厳しいかもしれないがそれでも目指すべき道を思い顔を引き締める若林。
見上が流した涙が片桐から借りた遅効性の目薬によるものだったと知らなかったのは……。
彼にとって幸運だったのか不幸だったのか、定かではない。
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0ch BBS 2007-01-24