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【イタリアJrは】俺inキャプ森6【弱いはず】
[623]森末(仮):2015/01/18(日) 01:17:53 ID:???
今、練習を開始しようとしている時間から定められている就寝の時間までは、決して長くはない。
その練習の中で、1つのプレイを集中し繰り返して練習して何か得られるものがあれば、それだけで上出来だと石崎達は思っていた。
だが、中山はその短い時間の中でシュート以外、すべてのプレイの質を向上させようとしていたのだ。
それははっきり言って無謀な考えにしか外野からは思えなかったが、
何故かこの時、中山にはしっかりとモノに出来るという確信に近いものがあった。
中山「(技のアイデア……原理や動き方がさっきから思いついて頭から離れない。
後はそれを実際に動いて体になじませるだけ……! 上手く行くといいんだが……)」
不思議な事に、中山の頭には湯水の如く技の構想が溢れて止まらなかった。
"本来"ならば――それは決してこの段階では中山が考えつかなかったもの。
遠い未来……3年後。
絶望と大きな挫折、そして親友との衝突などを経て、それでもそれを乗り越えて強靭な精神を手に入れ、
更には高いレベルの実力者たちと長い時間をかけて完成させた筈のものである。
中山「(しかしどうしてこんな事が……? それに、さっきから思い浮かぶこの光景はなんだ……?
どうして俺が車いすに……それにこれは……これは、合宿初日の朝に会った男……?)」
それらの技の構想に混じり、中山の脳裏には車いすに乗り悔しい思いをする自分、今の自分より成長をし大人びた自分。
そして、いつか出会った謎の男とわさビーフを頬張っている自分の姿が浮かぶ。
一体自分の身に……否、"魂"に何が起こっているのかと恐怖にも似た感情を覚えながら……。
それでも今は練習に集中を、と気を引き締め直し、石崎達に向かって行った。
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0ch BBS 2007-01-24