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【イタリアJrは】俺inキャプ森6【弱いはず】


[638]森末(仮):2015/01/18(日) 22:52:10 ID:???
以前より――中学サッカー大会の頃より、その傾向はあった。
この世界では大空翼がいない為に存在しない筈のツインシュート。
それを立花兄弟が披露した時から、森末の嫌な予感は既に始まっていたのだ。
それでもまだ、板野に対して直接的に大きな被害はないから……と様子を見守っていた。
だが、ここに来ての対戦チームの大きな補強……森末からしてみれば、あまりにもやり過ぎと言える"改変"である。

板野「どうにかならないの? だってそんなの……森末が予定してない事なんでしょ?
   修正をして、今からストラット達を参加出来ないようにするとか……」
森末「無理だ……今の僕にはそれだけの力はないし、それにもう彼らは実際に表舞台に出てきてしまっている。
   ここから彼らを参加出来ないようにするというのは、それもまた世界を大きく改変してしまう事になるんだ。
   修正、ではなくてね」

ストラット、ジェンティーレ、バンビーノ、ランピオン。
彼ら4人のいるイタリアと、ヘルナンデスしかいないイタリア。
その強さの違いについて、板野が知らない筈も無く……故に、森末の言いたい事も理解出来てしまった。
彼らがいる事を、無かった事にする。
それは今後において大きな影響を与えてしまう事であり――。
そして、それだけの大きな改変を、今の森末の力では出来ないのだという事に。

これに対して、森末は実に申し訳なさそうな表情を浮かべ、頭を垂れるしかない。
世界の管理者である彼は、板野が円滑にゲームを進められるようにする義務を持つ。
だというのに、今日のハンブルグとの試合で引き分けに終わった矢先、大会であたるイタリアが超絶的な強化。
もはや無理ゲーであるとして匙を投げられても文句を言えないような状況であった。

森末「ごめんよ板野……僕の力が足りないばかりに……」
板野「……いや、大丈夫だよ。 驚きはしたけど……でも、もう俺達は絶対に負けない……。
   違う、どんな敵が出てきても勝つって決めたんだ。
   だから……きっと大丈夫!」

それでも板野が弱音を吐かなかったのは、先の試合で悔しい思いをしたからに他ならなかった。
森末の謝罪に対し、板野はあくまで強気な姿勢を崩さずにいると、
森末は一瞬驚いた顔を浮かべ……すぐさま板野を頼もしげに見やり、うんうんと力強く頷いた。


0ch BBS 2007-01-24