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【イタリアJrは】俺inキャプ森6【弱いはず】
[730]森末(仮):2015/01/20(火) 00:30:54 ID:???
〜 次藤 佐野 〜
次藤「(むぅ……どげんしたもんか)」
午後の練習が始まってからというもの、次藤は練習をする一同を尻目にフィールド隅で胡坐をかき、1人悩んでいた。
昨日の試合、ハンブルグとの試合で、1番悔しい思いをしたというのはこの次藤洋かもしれない。
日本にいる時はその巨漢を生かしたパワーディフェンスで板野のマグナムシュートを初めて止めるという快挙を成し遂げ、
試合結果は大敗とはいえ、その名を全国に轟かせた。
だが、昨日のハンブルグの試合――次藤はシュナイダーのファイヤーショットの前に為す術が無かった。
懸命のブロックも、止めるどころか威力を減衰させる事すら敵わず、脆くもその巨体を跳ね飛ばされ、
更にはハーフタイムでは監督自らに「次藤のブロックはシュナイダーの前に役に立たない」と言われたのだ。
そこで無闇に激怒せず、むしろ納得をしてしまったのは、次藤の持つ生来の頭の良さが故。
彼にもまたわかっていた。今の自身ではシュナイダーのファイヤーショットを10回に1回でも止められれば上出来と言えるという事を。
それ程までに彼我の実力に圧倒的な差があるという事を。
次藤「(ばってん、このままじゃいかん……パワーディフェンスが駄目なら、他の面で上を行く。
無論、パワー勝負にも負けるつもりは無いが……な)」
そして、次藤洋という男はその程度で諦める男でもなかった。
今の時点で相手に劣っている事を認めた上で、その上で自分が勝てる事は無いのかを探す事が出来る男だった。
佐野「次藤さん!」
次藤「ぬ? なんじゃ佐野、練習せんでいいのか?」
そんな次藤に声をかけたのは、比良戸中からの付き合いである佐野満である。
何やらニヤニヤとしている佐野に、思い悩んでいた次藤は少しイラついた様子で答えるのだが、
そんな事はお構いなしとばかりに佐野は彼に1つの提案をしてきた。
佐野「実は次藤さんに頼みたい事があって……ゴニョゴニョ」
次藤「ぬっ……なっ!? そ、そんな事が……」
佐野「出来ると思うんです! 俺も器用な方ですし、次藤さんとの息の合わせ方もわかります。
このままじゃ俺の出番って全然きそうに無いですし、ここは大技を開発するしかないかなって……次藤さん、協力してくれませんか?」
次藤「……フッ、面白か。 やってみるタイ!」
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0ch BBS 2007-01-24